ソフトハウスサカグチ

学校教育現場
OMR装置は多くの大学や高等学校で試験の採点業務に多く使用されてきました。
マークシートの択一式の採点や、授業評価、学校評価のアンケートの中での多くのご批判があることも充分私達は承知しております。人間の考え方の中にはいくら頑張ってみても完全な客観性のある回答はまずあり得ません。特にアンケートは質問者の意図をどのように回答に反映できるか、あるいは回答者がその質問内容に対して、自分の意思が充分反映された回答になるかどうかが重要なポイントになると思います。私達もこの仕事を通じて絶えず一番いい状態を作り上げるために努力をしています。多くのユーザー様とご一緒に、納得できるソリューションを作りたいと思います。
今まで私達は自分たちのする仕事に自信と誇りを持ってしてきていますが、同時に自身に疑問も感じながらベストな方法や考え方をどんな形でユーザー様にご提案できたらいいのか、考えながら進んで参りました。それがあるから本当に小さな集団ですが今日までなんとか生き残って、お客様と一緒になって問題の解決を図って参りました。そんな集合体ですから、お客様からも信頼を得ているのかも知れません。
OMR(optical mark reader)とOCR(optical character reader)
今、OMRとOCRと言う入力装置があって、OMRはOCRに比較して価格的に大変高いとご指摘を受けます。当然メーカーもそのことはご承知と思いますし、私達も充分価格差は承知しています。安いOCRでご提案されるシステムはまず一枚ずつ入力チェックをしませんと、信頼性が保たれません。私達も提案するのにはそういったシステムも、確認しています。OMRで読み込んだデータは間違いなく、ほぼチェックをしなくても大丈夫です。念のためにするだけです。それほど精度が高く信頼性があるからこそ、価格的に高価であっても支持される理由がここにあると思います。OCRはいわば少しファジーなデーター入力でも,あるいは結果が少々間違っても構わない、劣っているなどとは言いませんが、しかし使い方です。OMRは厳密なデータ入力でないと、言う場合に使用すれば、そんな棲み分けが出来ればいいのに、と思っています。OCR装置は開発意図は元々文字を認識するためにされたもので、それを汎用的にマークも読み取らせたものです。OMRは高速にマークを読み取らせる装置で、開発段階から違うのですね。優先順位が価格なら仕方ありませんが、末永く安心してご使用して頂けるならOMRのシステムを是非ご採用をお願いします。
OMRを使った事例
奈良県の県立N高等学校様、(販売は奈良市内のK社様)は特に進学校ではありませんが、成績処理と学校の授業評価にご利用頂いています。この学校は新入生への宿泊研修や集団行動訓練など実施して生徒のケアを早くから行い学校行事も多彩で創立40周年を迎えたそうです。就職をする生徒達のためにはインターンシップ制度も有り、フォローアップに力を入れておられます。先生達の日頃のお仕事も相当大変だとお見受けしますが、生徒達が今どのように考えどのように学校に期待しているのか、詳しいアンケートによって要望は検討できます。OMRの効率的な活用によって生徒の成績処理も迅速に正確に実施できます。処理ソフトはSS君Ⅱとハイスクール授業評価をご利用頂いています。
岡山県K市県立K高等学校様(販売は岡山市内のO社様)では授業の評価には独自のシートを作られて、生徒の考えや保護者の考え方までアンケートを実施されて、生徒と保護者、先生達もあわせての取り組みとして成果を上げておられます。高等学校の段階では確かに保護者を巻き込んでの学校をよりよくする努力が功を奏するかも知れませんね。
岡山県S市K大学様(販売は岡山市内のO社様)に於いては学生達への試験の採点を主にご利用頂いていますが、マーク方式と同時に用紙の裏面を利用した記述方式の回答欄も設けられて、工夫をされています。裏面の空白部分はOMRでは読み込みをしませんので、こう言ったご利用方法は大変上手なやり方ですね。マーク方式では得られない情報が、あるいは回答が先生の採点基準に照らしての成績処理が出来ますね。
学校教育現場におけるOMRの利用

