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OMRとOCR 違いは(2) 比較

  • 小西東次朗
  • 2017年1月30日
  • 読了時間: 2分

OMRとOCR 違いは(1)で述べましたように、セコニックのOMRと読み取るためのソフト(データの読み出しソフト)との関係は非常にシンプルです。マークがあるかないか、それだけです。ソフトウェアもシンプルに出来ています。オンかオフなのです。マークがあればオンでなければオフと非常に分かり易いし、ソフトウェアの構造も簡単ですから(OCRのソフトに比較して)、データー間違いが非常に少ないのはそこにあります。

OCRは先ほどにも書きましたが、元々文字を読み取るためのものですから、まず画像で取り込んで、そこに文字列があるかないかを見て、どんな文字列なのか、ソフトウェアの中に記憶している画像と照合してその形を導き出して、分析して、漢字、ひらかな、カタカナと判別して、出力します。その際にはそれぞれの文字列が記入されている文字列の枠をひとつずつ、この枠は漢字を読む枠、この枠はひらかな、この枠はカタカナ、あるいは英数字、とそれぞれ事前に定義をしておきます。間違って漢字の枠の中に数字を書いてしまえば、全く違う文字に変換されます。

それだけ厳密の初期の定義をしませんと、正確には読み出しが出来ません。それからOCR装置が紙を送る時は斜行して送った時にそれをソフト側で斜行して紙が送られていますという信号を受け取るための、だいたい紙の四隅にはそれをコントロールするための、マークをもうけておいて、歪んで入ってきたデータをソフト的に補正して、正しく出力してやるのです。

 OCR装置もOMR装置として利用することは多々あります。でも、基本的にはこのように画像データとして認識するためには、ソフトウェアも強力でなければいけませんし、マーク読み取りするための定義作業もきちんとしてやる必要があります。


 
 
 

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