OMR OCR スキャナー 違いは(3)
- 小西東次朗
- 2017年2月14日
- 読了時間: 2分
ちょっと他の世界も見てみます。パソコンの世界ではマイクロソフトがダントツにOSの世界を握っています。マッキントッシュのGUI(グラフィカル、ユーザー、インターフェースの略です)に出来るだけ似せたウインドウズを開発しています。スマホの世界にも似たような状況です。アンドロイドのスマホがそうです。スマホの機械の開発メーカーは世界中にあります。アンドロイドというスマホ用のOS(ハードウエアーを動作させるための基本ソフト)はグーグルが開発しています。その基本になっているのは、元々パソコンでも使われているLINUX(オープンソースのOSで、誰でも開発に加われます)というOSの上にandroidというOSが乗って、それにアプリケーション(皆さんがアプリと呼んでいるもの)が乗るという構造になっています。
IphoneはハードもOSもマッキントッシュが開発して、アプリケーションはマックが認めたものしか使うことが出来ません。スマホをバージョンアップした時には、マックは自社製品ですから自由に安全に出来ます。androidはOSはグーグルですから即から提供を受けた情報に合わせて、各スマホのメーカーが独自に工夫して、開発を考えなければなりません。OSとハードウエア(スマホ本体)の開発が別々ですから、不具合や追加のインターフェース、等はそれぞれのメーカーが対応し亡ければなりません。その対応は各社の基準に沿って行われるためにそれぞれ開発時期や、アップデートをする時期など、あるいはしないなど異なります。
例えとしてあげましたが、今のスキャナーの世界もよく似た構造だと私は個人的に考えています。一貫して、ハードソフトを開発できるメーカーは何かあった場合には他人のせいには出来ません。自身で解決します。でも、ハード、ソフトが別々で開発される場合は、世間に対する普及は早い(多くのものが携わるので)ですが、なにかの時は、それぞれが個別に対応しますので、その対応具合や、対応の品質もバラバラです。
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