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マークシート マークカード(1)

  • 小西東次朗
  • 2017年2月23日
  • 読了時間: 2分

 OMR(optical mark reader)は、または Optical mark recognition(主に外国での表現)とされる装置、あるいはシステム全体ですが、それに使用するのはマークシート、マークカードと呼ばれる用紙です。一番なじみ深いものはなんと言ってもナンバースや馬券でしょうか。数字を鉛筆でマークをして、印刷したものを抽選券とします。また投票券とします。正確さが一番問われる現場ですね。特に締め切り間際では数分単位が勝負ですね。その際にちょっとでもマークを読み違えたら大変な事になります。また、自分がマークしたものとが違って印刷されてきたら、これも大変です。そんな事にならないようにこれらのシステムは万全を喫して保守を行っているんですね。

 マークシート、マークカードに記入するのは基本は鉛筆の塗りつぶしですが、そのカーボンブラック(黒鉛ですね)の反射を小型のセンサーが見てそれに反応して、読み取る訳です。それらは例えばPCS値(print contrast signal)の反射率を見ています。これらの値は読み取る装置によってもまた違いますので、どの値が正しくて間違っているかは一概には言えません。OCRもOMRも特に厳密な印刷色を決めています。シートやカードのエッジに印刷されている黒い四角の複数のマークはタイミングマークと言って、読み取る毎に印刷されている箇所の塗りつぶしたマークを読み取り、データーとして取り込んでいます。

 このタイミングマークはデータとして取り込むのではなく、文字通り読むタイミングを計っています。OCR装置で読む際にも四隅に似たような四角のマークがありますが、用紙の傾きや用紙方向などを間違いないかシステムで計算しているのです。


 
 
 

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