マークカード マークシート(3)
- 小西東次朗
- 2017年2月24日
- 読了時間: 2分
なぜわざわざ高い用紙を使って読み込みをするのか、それは信頼できる用紙に記入してこそ初めて信頼できる入力データであり得る、という基本的な概念があるのでそうしているんだという事を述べてきました。例えば、10枚や20枚のデータ入力であれば、マークシートやマークカードで作らなくても、もしコピー紙で安いスキャナーで読み込む事が出来るなら、それでもいいとは思います。
絶えず心配しながら大量のそれも重要なデータ入力をしないといけない現場では,実際問題としてちょっとの入力ミスも許されないのでは修正が大変です。だから、信頼に裏打ちされた装置と用紙をセットで考えましょうという事なんですね。確かに最近の流れを見ていますと、優れた読み取りソフトで、安価な読み込みソフトを提供されているメーカもありますね。大概A4シートでデータ記入欄はゆったり取ってありますね。そうしないと読み取り時に、用紙が搬送される時に斜めに送ってしまったりした時には入力エラーとなるので、そのマージン(余裕)を取ってあるんでしょうね。いわゆるゆとり幅を見てあるのでしょう。コピー用紙ではOMR,OCRの用紙と比較して大変薄く出来ていますので、紙送りをうまくしてあげないと、データの取り込みのミスが出ますね。
それともう一つ重要な事は、OCR,OMRの専用用紙ではドロップアウトカラーを使用していますが、これらのやり方では普通のレーザー印刷(黒のみ)ですね。少しでも読み取り範囲に入ってしまうと、読み込んでしまいます。そう言った技術的な事に充分対応して、信頼できたシステムとして今のOCR、OMR装置があります。スキャナーと読み取りソフトの組み合わせも、技術の進歩に伴って優れたシステムも出てくる可能性がありますね。
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